相手に勝たせてもらうに過ぎないのだ。相手が負けて、「自分の勝ち」ではない。結果的に自分が勝った状況があり、その反対側に負けた相手がいただけ。「今回は…」という話だけである。勝負とは、相手に勝つのではなく、自分に勝つこと。連続する人生において、常にライバルは自分自身である。
生き抜いて、あなたが自分の人生にいいことを起こすのだ。似て非なる言葉。前者は、受動的。後者は、能動的。いいことは、起こるけれど、起こらない。ただ待っているだけでは起こらない。起こるために、自分でせっせと仕向ける。
呆れるほどに、力に生きる。これが本能。男と女は、同じ人間でも、もともとのベースはおろか生きるステージが違う。けれど、お互いを無視して生きてはいけないところが、うまくできている。お互い歩み寄らないと、幸せにならないようにできている。愛と力のバランスが人間。
諸刃の剣なのだ。コンプレックスを克服しようとして、前進できる。コンプレックスをバネにして、やれることがある。コンプレックスに押し潰され、人生がボロボロになる。コンプレックスが強すぎて、やれないことがある。コンプレックスは、うまく付き合い、うまくコントロールする必要がある。まずは、自分のコンプレックスを受容することから始まる。