
記憶の種類脳は大きく分けると
「手続き記憶」と「陳述記憶」に分けることができます。
「手続き記憶」とは、自転車の乗り方や楽器の弾き方など、
身体が勝手に動くような記憶を指します。
一度身につくと、歳月が経っても忘れることがないのが特徴です。
「陳述記憶」とは、言葉や文字で陳述可能な記憶を指します。
いわば、頭で覚える記憶のことで、時間が経つと忘れてしまうのが特徴です。
そして、記憶には「時間」と密接な関係があります。
すぐに忘れてしまう記憶のことを「短期記憶」と呼び、
脳に止まっている時間は、わずが数秒から1分程度と言われます。
数時間から1週間程度と、
短期記憶よりも長い記憶を「近時記憶」と呼びます。
数か月から、数十年と長期にわたる記憶を「長期記憶」と呼び、
反復を繰り返すことで、長期記憶に保存されます。