千田琢哉名言その3067

意思で舵取りしていけるはずだ。
「経済学」と「行動経済学」の違い
大竹 文雄著「行動経済学の使い方」
著者は「経済学」と「行動経済学」の違いを次のように述べています。
「経済学」とは、利己的で高い計算能力を持ち、すべての情報を用いて、
「合理的意志決定を行う人間像」を前提に構築された学問。
「行動経済学」とは、
「経済学」で考えられている「合理性からずれる人間の意志決定」を前提にした
経済学のことを指します。
行動経済学とは、経済学では説明できない人間の不合理さを、
人間行動を観察することで説明しようとする新しい経済学と言えます。
「老後のために貯蓄をしなければならない、しかしなぜかできない」
「ダイエット計画を立て後はやるだけなのに、なぜかできない」
「仕事の納期が近い、けれど先延ばししてしまう」
合理性はあるにも関わらず、
「なぜかできない」という意志決定の不合理さを解き明かすのが「行動経済学」です。