「質疑応答2」

千田琢哉…
次代創造館代表。イノベーションクリエイター。
愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。東北大学教育学部教育学科卒、
日系保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。
コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして
戦略策定から実行支援まで陣頭指揮を執る。
現在までに延べ3300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの
対話を通じて事実と培った知恵を活かし、’タブーへの挑戦で次代を創る’を
自らのミッションとして執筆活動を行うとともに、多くの上場企業、商工会議所、
TSUTAYAビジネスカレッジ等の研修講師、複数の企業で社外顧問を務めている。
現在、南青山在住。
千田琢哉セミナー
『21世紀を勝ち抜くビジネス・経営セミナー
人生を変えるために必要なたった一つのこと。』より。
[質疑応答編]
千田琢哉曰く、
『挫折と感じたことはないんですね。』
また「!!?」です。
これは強がりでもなんでもありません。
正確には、覚えていないそうです。
けれど失敗は人の倍はしてきたそうです。
千田さんは、大学時代に一万冊を超える本を
読破しました。
その中で人のこれ以上ない失敗談や挫折を
知っていたので、それ以下の事が現実で起きても
動じなかったのです。
「あの偉人の失敗に比べれば微々たるもの…」
もちろんその解決策も知っていたのだと思います。
だからこそ
「挫折」を「挫折」と感じたことはなかったのだと
思います。
「成功」に関して「上には上がいる」と言いますが、
「失敗」に関しても「上には上がいる」と言うのですね。
むしろそっちのほうが重要なのかもしれません。
「成功談」より「失敗談」。
「失敗と書いて成長と読む。」
by野村克也
(因みにこの野村さんの名言は
事実を曲げて無理やり、「成長」と読むのではなく。
失敗は失敗と受け入れた上で「成長」と読ませるのが
いいところだと思います。)
挫折は挫折として一度飲み込んでおく、
そして成長に転換する。
そのサイクルです。
失敗した「ふり幅」だけ
成功に近づける。
【追伸】
成功談の本はビジネス書コーナーに行けば
たくさんあります。
けれど失敗だけを集めた本はなかなかないと思います。
歴史に名を残すような偉人、
現代の偉人の失敗談だけを集めた本。
ジャンルはビジネス書として
露骨に「失敗談」を集めた本。
そんな本があればな…
と思う今日この頃です。