千田琢哉名言その3351 策士策に溺れることわざ→失敗の8割は「胡坐をかく」ことで生まれる。失敗そのものは過程であり、必要性のあるもの。しかし、気をつけなければならないのは、「胡坐をかいたことが原因」と思わないこと。自分の策に酔いしれて、そこから抜け出せなければ、その失敗は続く。誰しも、失敗を避けることに力を入れるが、失敗に気づくことはしない。
千田琢哉名言その3350 コーディネートされる側より、最良の人間を信頼せよ。そして最悪の者に打ち勝て。ホセ・マルティ→信頼できる人間とは、どんな人を指すのか?それが、「抽象と具体を行き来できる人」のこと。なぜなら、抽象と具体を行き来できると、物の見方を自在に変えることができるから。物の見方を変えることができるというのは、「裏切る可能性が低い」と言える。例えば、知り合いが犯罪を犯したとする。抽象、具体ができない人は、それまでは仲が良かったにも関わず、「あの人はいつかやると思っていた」とインタビューに答える。抽象、具体ができる人は、(あいつもあいつなりに、何かあったに違いない…)とインタビューを阻止する。物の見方が変われば、事実も変わる。
千田琢哉名言その3349 よく運が良い悪いと言いますが、運のいい人というのは、考え方が前向きです。運の悪い人というのは、自分を棚に上げて人の批判ばかりしています。そういう人は、知らず知らずに運を悪くしています。稲盛和夫→前向きでいると、運がよくなるのではなく、「後ろ向きではない「」から、運がよくなる。なぜなら、人は常に前向きでいることは難しいから。したがって、「後ろ向きにならない」ことを意識する。例えば「毒を吐く上司」がいるとする。前向きだと「上司は自分を成長させるために言ってくれている」と無理に考えるが、後ろ向きにならないだと、「上司も毒を吐きたい時がある」と自然に考える。この微差は、のちに大きな差になる。
千田琢哉名言その3348 見かけほど簡単なものはない。マーフィーの法則→「見かけ「」ほど、費用対効果の大きいものはない。なぜなら、すぐにでも改善でき、今からでも効果があるから。「髪の毛を整える」「服装をキレイにする」「靴を磨く」「顔に艶を出す」これらはすぐにできて効果があるものばかり。逆に言えば、これらに気を使わなくなると、途端に逆効果になる。ただそれだけで、悪印象が残り、ダメそうに見えてしまう。簡単なものほど手がかかる。
千田琢哉名言その3347 有名になるなんて、じつにつまらないことだよ。初めは愉快だろうけど、そのうち慣れっこになって、やがて嫌になるんだ。メリーゴーラウンドに乗った時みたいにね。「ムーミンパパの冒険」→広く知れ渡ると、価値がなくなる。なぜなら、どんなに新しい発明であったとしても、普及すれば、コモディティ化してしまうから。「電気が発明された当初」「車が発明された当初」「パソコンが開発された当初」当初は「大発明」「革命」であったものも、普及されれば、「あって当然」として受け入れられる。「情報」も同じことが言える。普及されれば、普及されるほど価値はなくなり、「あって当然」となる。「あって当然」ではないものを生み出すことで価値化することができる。
千田琢哉名言その3346 それは無料の情報を何度か掛け合わせたものが有料の知恵になるということだ。人生は見たり、聞いたり、試したりの3つの知恵でまとまっているが、多くの人は見たり聞いたりばかりで、一番重要な「試したり」をほとんどしない。本田宗一郎→仕事で知りえた情報。ネット上で知りえた情報。これらはすべて「無料」で手に入れた情報。この情報を「知恵」に昇華するためには、試さなければならない。「好きなことを仕事にすれば成功する」という情報を手にしたとする。しかし、実際に好きなことを仕事にする人は皆無に等しい。これを実行することで、成功するか否かが判明する。成功すれば、「どんな形で成功したか」が知恵となり、価値のあるものになる。
千田琢哉名言その3345 もちろん金は絶対的な力である。と同時に、平等の極致でもある。金の持つ偉大な力は、まさにそこにあるのだ。金はすべての不平等を平等にする。ドストエフスキー→お金は、人のコンプレックスを解消してくれる最高のツール。なぜなら、この資本主義社会では、お金によって、ほとんどの悩みが解消してしまうから。「お金があれば、嫌な上司の下で働かずに済む」「お金があれば、自分の苦手なことを他人に代行してもらえる」このようにお金は力であり、自分にないものを満たしてくれるのだ。不平等を平等に、平等を不平等にできる。
千田琢哉名言その3344 いちいちブランド品を誇示しなくても人間は、時として、充たされるか充たされないか、わからない欲望のために一生を捧げてしまう。その愚をわらう者は、畢竟、人生に対する路傍の人に過ぎない。芥川龍之介→満たされるか、満たされないかは、環境や時代に大きく左右される。原始時代では「満たしたい」と思うものが、現代では「当たり前」となっている。「電気」「ガス」「水道」などのインフラがその典型。では現代で「満たしたい」と思うものは何か?巷では「自己実現の欲求」と称されるが、実際のところ、本質は変わらない。なぜなら、生きるための欲求に環境や時代は関係ないから。「電気」「ガス」「水道」もある種の「自己実現の欲求」だし、それが当たり前となった途端、また別の欲求が出てきただけの話。つまるところ、「欲を満たす」こと自体が、「満たしたい」と思うものである。
千田琢哉名言その3343 わかるだろう。「ここまでしかできない」といった頑固な固定観念を持っていると、壁を破り、一線を越えて成功にいたることができなくなります。稲盛和夫→固定観念は、気づきにくい。なぜなら、固定観念は無意識の判断だから。「この状況は○○しなればならない」「A社には、B案しかない」「ごはんのおかずは○○に限る」このように無意識で判断している軸は、「固定観念」にある。では、どうすればこの固定観念に気づくことができるのか?それは「知見を広げる」他ない。他人の意見を傾聴したり、読書をしたりと、自分以外の「言葉」に触れること。言葉によって意識が変わるから。
千田琢哉名言その3342 人生とはおもしろいものです。何か一つを手放したら、それよりずっといいものがやってくるものです。モーム→対象は、求めれば求めるほど遠のいていく。なぜなら、「手に入れたい」とは、暗に、「手に入れられない」をイメージしてしまうから。「彼女が欲しい」というのは、暗に、「彼女いない」ことをイメージしている。「成功したい」というのは、暗に、「成功できていない」ことをイメージしている。「お金が欲しい」というのは、暗に、「お金がない」ことをイメージしている。対象は求めながらも、「求めない」ことで、手に入れられる。のめり込んだら、あっさり手放すのも、気持ちいい。
千田琢哉名言その3341 未来への最高の投資なのだ。人生で唯一最大の結果を生み出す投資は、自分自身に投資することだ。スティーブン・R・コヴィー→睡眠、食事など、生きていく上で必要なものがある。それを適正にすることは、紛れもなく投資である。なぜなら、睡眠や食事などは、自分でコントロールできてしまうので、投資方法によっては、破綻してしまうから。「睡眠時間を削って仕事をする」「ストレス解消と謳って、爆食いする」これらは、手段が目的となっている悪い例。投資とはリターンを得るものと同時に、破綻しないことも重要。継続してこそ、できることがある。
千田琢哉名言その3340 一貫したものは環境においてでなく、自分みずからのうちに求めよ。ゲーテ→何かを手に入れたければ、何かを捨てなければならない。なぜなら、人は自分が持てる「量」が限られているから。例えば「時間」時間は有限であり、すべてに24時間を費やすことはできない。そう考えると、何を手に入れるかが重要で、自ら決める必要がある。「時間」と引き換えにするもの。「環境」と引き換えにするもの。「所有」と引き換えにするもの。人生は「決めて、捨てていく」ゲーム。
千田琢哉名言その3339 どうすれば習慣化できるかと言えば、人の本性はみなほとんど同じである。違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである。孔子→習慣化することで得られる恩恵は大きい。しかし、習慣化する以前に、義務感で習慣化しなければならないことは、そもそも向いていない証拠であり、習慣化できない可能性が高い。したがって、「習慣化しよう」または「習慣化したい」ものでなく、すでにやっていることの延長で、習慣化すべきである。「2日に1回は必ずやっていること」「週1回は必ずやっていること」を毎日やってみることで、習慣化できるようになる。「解」は、その付近にあるから。
千田琢哉名言その3338 もし定年後のなければならない。趣味は幸福を担う多くの副産物を生み出してくれます。ジョセフ・マーフィー→「仕事が趣味になってはいけない」という人がいる。「趣味は趣味」「仕事は仕事」と区切りをつけなければならないからそう思う。なぜ区切りをつけるのかというと、「仕事」が奴隷の仕事だから。奴隷の仕事だから、「趣味だけは…」となる。もし、仕事が趣味のように楽しければ、仕事も趣味も堺がなくなる。これほど最高の状態はなく、一生涯働き続けることができる。「定年後」といった旧態依然ではなく、今を生き続ける考え方。
千田琢哉名言その3337 困ったことは一度もない。空腹は最良のソースである。西洋のことわざ→食べ物を「薬」という概念で考えてみる。薬は活用の仕方次第で、まさに「毒にも薬にもなる」と言われる。食べ物も同じく、摂り方次第で薬にも毒にもなる。「糖質」を含んだ食べ物は、体を糖化させるので、老化スピードが著しく上がってしまう。「脂質」も適度に摂らなければ、血液を侵してしまう。食物繊維が不足すれば、腸内環境が悪くなり、体に様々な悪影響を及ぼす。このように、食べ物も「用法・用量」を踏まえた上で、摂ることが望ましい。
千田琢哉名言その3336 凡人には月並みが素晴らしいことなのだ。ジュベール→意味のないことに、意味を持たせることは、時に人の成長を阻害する。なぜなら、意味付けする側が本当の意味を理解していなければ、それは意味のないものになってしまうから。例えば、「この仕事にプライドを持っている」という人がいるとする。しかし、本心は「別の仕事をする勇気がない」「別の仕事をする能力がない」といった理由からかもしれない。つまるところ、意味付けする本人がその意味に対してどう解釈するかが、その人を決めてしまうのだ。ゆえに、凡人の仕事は凡人が、賢人の仕事は賢人が行うようになる。
千田琢哉名言その3335 わたしでなければできない仕事が何であるかを見つけ、そのために精一杯の魂を打ち込んでゆくところに、人間として生まれてきた意義と生きてゆくよろこびがあるのだ。相田みつを→「自分でなければできない」ということは、そこに自分ならではの、オリジナリティがあるということ。なぜならオリジナリティがなければ、その他大勢に取って代わられるから。「稼げない業界で稼ぐことができる」「これを作れるのは人は自分くらい」「圧倒的スピード」自分でなければできないのは、自分ならでは色であり、その他大勢に真似されにくいものである。すべてのものが一般化する時代において、「自分ならでは」というのは、武器になる。
千田琢哉名言その3336 物が壊れる確率は、その価格に比例する。マーフィーの法則→「物が壊れる」原因は、大きく2つある。そもそも原価が低いので、耐久性がない。もう一つ、価格が低いため、代替えがきき、乱暴に扱う。つまるところ、安さを追及しても、売る側、買う側にメリットがない。売る側は、利益が上がらす、買う側は、再び買わなければならないから。「欲を満たせる風」では、本質には到達しない。
千田琢哉名言その3335 自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。江副 浩正→「勝てる分野で勝つ」というのは、自分でその環境を構築する必要がある。なぜなら、環境は自分が変えない限り、整わないから。それに加え、理想でない環境でもその環境に属している限り、その理想でない環境に染まってしまうからである。意識の高い人間に囲まれていれば、意識は高くなる。その逆も然り。スペックの高い人材と一緒にいれば、スペックは高くなる。その逆も然り。以上を踏まえ、理想とする環境を自分自身で設定することで、理想に近づく。
千田琢哉名言その3334 ゆっくり演奏するより速く演奏するほうがやさしい。モーツァルト→「スピード」は判断の決め手となる。なぜなら、「速い」ということは、もうそれだけで価値があるから。「報連相が速い」「料理を作るのが速い」「レジ打ちが速い」「クレーム対応が速い」速ければ、生産性が高くなることはもちろん、相手に時間をプレゼントすることになるので、自他ともに幸せになれる。反対に「遅れければ」生産性が低くなることはもちろん、自他ともに不幸になることは、容易に察しがつく。
千田琢哉名言その3333 イノベーションを実現させるためには、欠けているものは何か、成果を一変させる一歩は何か、資源の能力を一変させる小さな変化は何かを問わなければならない。ドラッカー→答えを導き出す最善の方法は何か?それは「問う」ことである。なぜなら、「問う」ことで、「答えを見つける装置」が働き出すからである。「答えを見つける装置」とは、自分の潜在意識のことで、潜在意識に問いを与えることで、潜在意識は答えを見つけるためにフル稼働し始めるのだ。「どうしたらお金を稼げるのか?」「どうしたら成果を出せるのか?」問題と答えはセットなので、問題を提示すれば、いつか答えは見つかる。たとえどんな形であれ。
千田琢哉名言その3332 見つかるのだ。起こったことをあるがままに受け入れよ。それが不幸な結果を克服する第一歩である。ウィリアム・ジェームズ→ありのままを受け入れると、なぜ解決するのか?それは、問題と答えがセットだから。実のところ、問題が発生すると同時に、答えも発生する。では、どうしたらその答えに気づくことができるのか?それは、ありのままを受け入れること。なぜなら人は、ありのままを受け入れると、冷静になれるから。冷静になると、人は自分を正確に分析できるのでいい意味で分別がつく。ゆえに問題が発生したら、ありのままを受け入れることで、スピーディに解決する。
千田琢哉名言その3331 「進化」は違った考えがぶつかることによってのみ始まる。ベルント・ピシェッツリーダー→一般的に「異分子」は、はじかれる。しかし、異分子は常識や既成概念に合わないだけで、所変われば、時代が変われば、異分子が定説になる。つまり、異分子は何かを変えるきっかけであり、異分子こそ、受け入れるべきものである。異分子と異分子がぶつかり合って、イノベーションが生まれる。
千田琢哉名言その3330 水回りを清潔に保っている人というのは、善行も、それによって報われようと思うようになっては、もはや善行ではない。レッシング→善行は、「誰にとっての善行をか」を考える必要がある。なぜなら、「進んで取り組む」のと、「やらされて取り組む」のでは、求める結果が違ってくるから。「心からボランティアを行いたい」「楽しいからやっているだけ」「ただきれいにしたいだけ」と「自分の評価を上げるためにやる」「上司に気に入ってもらうためにやる」「スポンサーの目につくようにやる」では顔つきや性格は、かなり違ってくる。いいものからは、いいものが生まれ、わるいものからは、わるいものが生まれる。
千田琢哉名言その3329 何も思い浮かばなかったと同じことなのだ。我々に足りないものは何か。それはアイデアではない。使えそうな優れたアイデアでさえ、掃いて棄てるほどある。我々に欠けているのは、アイデアを積極的に歓迎するマネジメント体制である。ドラッカー→アイデアはひらめいた時点では、机上の空論。しかし、それを実行し、検証することで、現実化できる。すべてものは、実際にやってみて、検証した結果、生み出されたものばかり。行動することで、はじめて魂が宿る。
千田琢哉名言その3328 合わせる。状況?何が状況だ。俺が状況を作るのだ。環境?環境がどうしたというのだ。環境とは自分で作り出すものではないか。ナポレオン・ボナパルト→環境が人に与える影響が大きいことは、周知の事実。同時に、環境は「構築できる」という事実。これを踏まえながら、行動できるか否かで、成功は決まる。何を捨て、何を生かすかで、人生は決まる。「この人生で何に命を捧げたいか」捧げた対象だけ、花が咲く。
千田琢哉名言その3327 ごく普通の人々、偶然の発言、またささいな出来事などのほうが、困った時に聞く立派な人たちのよく考えられた荘重な助言よりも大きな力でもって、我々の人生を作ることがよくあるものである。チャーチル→「普通」であることは、難しい。なぜなら、そもそも「普通」の定義が定かではないから。価値観が多様化している現代。「普通」といっても、何を中心として「普通」とするのか?権力者から見た普通。その他大勢から見た普通。弱者から見た普通。ネット世界から見た普通。普通とは、いったい誰で、どこにあるのか?それを定めることから、はじまる。
千田琢哉名言その3326 幸福の要は、ありのままの自分でいることを厭わぬこと。エラスムス→ありのままの自分とは、いったいどんな自分か?それは、「自由であること」自由であることとは、いったいどんなことか?それは、「選択できること」自分の好きな仕事ができる。自分の好きな遊びができる。自分の好きな人と結婚できる。自分の好きな勉強ができる。人は、選択肢があることで満足感を覚える。「自由にならない」という運命の中、自由を望む。
千田琢哉名言その3325 価値のある良いことは、時間も手間もかかる。ターシャ・テューダー→よいことが伝わるのは、時間がかかり、わるいことが伝わるのは、一瞬。なぜなら、よいことは理解が難しいから。反対にわるいことは、理解が容易い。その原因は、人間がネガティブなことに反応するようにできているから。人間は、わるいことに、すぐに察知するようにできている。「食べ物がなくなってしまったら…」「水が枯渇してしまったら…」「仕事がなくなってしまったら…」この危険察知能力を超えたところに、成功がある。
千田琢哉名言その3324 好きなことをして理解までしてもらおうなんて、欲張りすぎる。中谷彰宏好きなことが、そのまま世の中の役に立つとは限らない。8割が役に立たないのが事実。だからと言って、やる価値がないわけではない。好きなことをやっていれば、その超ニッチな好きなことに共感してくれる人が必ず現れる。その人に向けて発信すれば、いずれ他の人にも伝播していく。まずは、動くことから始まる。