Q.「失敗は成功の元」といいますが、私の現場では皆、失敗しないように責任から逃れている人ばかりです。実際の現場はこんなものではないでしょうか?
千田琢哉名言その1986A.普通の人は失敗したら後がないが、
すぐやる人は

ゆうそ考察)
「後がない」というのは、時間的に後がないということです。
普通の人は、期限ギリギリで納期するので「後がない」わけです。
一方、すぐやる人はすぐ納期するので、仮に間違ったとしても
時間的に余裕があるのでやり直すことができます。
ゆえに、「後がある」のです。
普通の人は、その期限切れの積み重ねによって
本当に後がない状態・・・窓際に追いやられてしまうのは想像がつきます。
「行動非行動の法則」というものがあります。
「後悔」に関する法則です。
行動経済学の研究によると、買って後悔するのと
買わずに後悔するのとでは、買わずに後悔する方が強く感じられるというものです。
5万円の腕時計を買いに行ったところ、期間限定で8万円の腕時計の方が気に入ってしまった。
しかし、予算が足りない。結局、当初の予定通り5万円の腕時計を買った。
この場合、短期的には満足するが、時間の経過にともに「あの時8万の腕時計を買っておくべきだった」と
後悔の念が強まっていく。
一方、8万円の腕時計を買った場合は短期的には損失によって後悔するが、
時間の経過とともに、保有効果が増すことで満足度が高くなるのです。
行動して後悔するのと、行動しないで後悔するほうが、
時間の経過とともに後悔の念が強まっていくのです。
どのみち後悔はする。
迷ったら行動するほうが、後悔は浅いのです。
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