千田琢哉名言その2752

道具なのだ。
お金の誕生
もともとは「物々交換」から始まりました。
日本では、「稲」が物々交換の仲立ちを果たすようになります。
(ヨーロッパでは塩(サラリウム)→サラリーマンの語源)
なぜなら、稲は「みんなが欲しいもの」だからです。
自分が「みんなが欲しいもの」を持っていれば、
相手が「自分の欲しいもの」を持っていた時、
物々交換が成り立つのです。
その後、稲から「布」、「貝殻」や「塩」などが物々交換の対象でしたが、
「もっと使いやすいものはないか」と生まれたのが、
「金銀銅」です。
腐ったりもせず、価値が安定しているので、
「みんなが欲しいもの」として定着します。
その後、金銀銅では持ち歩くのに危険、大変だということで、
金銀銅を預かる「預り所」が誕生します。
この預り所で発行される「預かり証」が、
「紙幣」の始まりとなります。
こうしてお金は、
「時間や労力を買うための道具」として、
人々の生活を便利にしてきたのです。
コメント