千田琢哉名言その2935

アンチノミー
同じ根拠に基づいて、
同時に相反する2つの事柄が成り立ってしまう事態を指す
哲学用語。
一般的に「二律背反」と訳されます。
哲学者、イマヌエル・カントは「アンチノミー」を次のように提言します。
①世界が有限であるとも、無限であるとも言える
②世界は単純な要素からなるとも、複雑な要素からなるとも言える
③世界はすべて自由であるとも、必然であるとも言える
④世界の物事は絶対的な誰かが決めているとも、
まったくの偶然とも言える
カントは物事を、2つの異なる視点から考えることで、
本質を見極めようとしました。
アンチノミーは、矛盾を表すのではなく、
1つの事柄から、2つの側面を見出しているのです。
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