千田琢哉名言その3030

呑気なアイツ
齋藤 孝著、
「100年後まで残したい日本人のすごい名言」
本書では、日本を代表する小説家、夏目漱石の名言を紹介しています。
「呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする。」
これは「吾輩は猫である」の中の言葉で、
意味は「悩みがなさそうで呑気に見える人でも、何か抱えている」
というものです。
「アイツは呑気で羨ましい」と見える人も
実は大きな闇を抱えています。
著者は、この名言に対し、
「マイナスばかりの人はいないし、プラスだけの人もいない。
幸福のスケールが大きい人は、それに対応する大きなマイナスを抱えている」
と述べます。
どんなに優れた人でも、大きな「正」があれば、大きな「負」も併せ持っており、
一見、「呑気」と見える相手でも、何かしらの「負」を抱えています。
つまり、妬んだり羨んだりしても意味がないのです。
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