千田琢哉名言その3078

成長に必要不可欠なもの
丹羽 宇一郎著、「仕事と心の流儀」
著者が唱える「心の流儀」。
心の成長に必要なものとして、「逆境」をあげています。
伊藤忠商事に入社した著者は、6年目にしてアメリカに駐屯します。
当時の伊藤忠は、業界で1、2を争うシェアを占めていました。
この時、著者は穀物相場で「15億円の損失」を出してしまいます。
クビになる覚悟で、上司へ包み隠さず報告します。
そこで人間の非情さと、挫折感を味わいます。
起死回生を狙い必死に情報をあつめ、全力で努力しました。
地道な努力が実り、あるチャンスに懸けた結果、
相場は急騰し、1日に1億円ずつ回復。
含み損を解消し、利益を出すことができたのです。
この経験を踏まえ、著者は、
「どんなに苦しくてもあきらめてはいけない。努力を怠ってはいけない。」
と考えるようになります。
どんな逆境でも諦めず、
チャンスと思って努力することで、
人間は鍛えられ、結果、「心が成長する」のです。
コメント