千田琢哉名言その3117

褒めても叱ってもいけない
アドラー心理学では、「承認欲求」を真っ向から否定しています。
理由は、褒めたり、叱ったりという行為は、「他者への課題に土足で踏み込むこと」だからです。
例えば、「子どもが勉強しなくて困っている」という親がいたとします。
この場合、勉強するのは「子どもの課題」であって、「親の課題」ではありません。
そこに親が「勉強しなさい!」と、子どもの課題に土足で踏み入れると、子どもは逆にしなくなります。
なぜなら、親の「勉強しなさい!」は、「子どもの将来が不安」という「自己の心配を満たすために解消する行為」だからです。
この欺瞞が子どもに伝わり、子どもは逆に勉強しなくなるのです。
「承認欲求を満たす」ことは、あくまで自分自身であり、他人に向けるものではないのです。
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